大自然の中でひとり、日頃のストレスを解消したい、焚火でも眺めながら一杯やりたいとソロキャンプへの興味はあるけど、「では、どうしたらいいの?」「何から準備したらいいの?」って思っていますよね。
そんなあなたにキャンプ歴40数年のわたしが、ソロキャンプを始めるのにとりあえずやるべきことを教えます。
まずソロキャンプで必要なのは、テントです。自分の考えているソロキャンプにぴったりのテントを選ぶ方法をご案内します。
ソロキャンプにおすすめのテントの種類
設営方法の違い
テントの設営方法により「自立型」と「非自立型」に分かれます・
自立型テント
自立型テントとは、テントの生地とポールだけで自立しているテントのことです。キャンプ場などでもよく見る一般的なテントです。ポールに吊り下げるだけのテントやポップアップ式と言って傘をさす感じで簡単に設営できるテントもあります。
初心者にはこちらのテントをおすすめします。
非自立型テント
張り綱を張り、ペグを打って支えることによってはじめて立つテントです。
ワンポール式のティピーなどがこれにあたります。
構造の違い
テントの構造上の違いで「シングルウォール」と「ダブルウォール」に分かれます。
シングルウォール
シングルウォールとはインナーテントとフライシートが一体化した、一重構造のテントです。構造がシンプルなので、軽量かつコンパクトですが、結露が発生しやすいためあまりおすすめしません。
ダブルウォール
インナーテントとフライシートとの二重構造のテントです。インナーテントとフライシートに分かれているのでその分重く、収納サイズも大きいですが車で運ぶ分には問題ありません。
結露が発生しにくいため快適に過ごせます。
テントの選び方
設営方法と構造の違いが理解したら、次はソロキャンプでのテントの選び方
初心者の方は、ここの違いが大切です。
軽さ
バイクや電車での移動が必要な場合は重要視するところですが、車で移動をを考えている場合にはあまり気にする必要はありません。
ただし、駐車場からテント設営場所まで離れているキャンプ場もあるのであまりにもかさの大きい重いテントはやめた方が無難でしょう。
設営のしやすさ
ワンタッチ式テントやワンポール式テントが設営のしやすさから、よく勧められていますが、2本から3本のポール構造の自立式のテントでしたら、数回設営したらコツがつかめます。1~2,3人用のテントを購入しましょう。
全室付き
これは個人的には絶対はずせない項目です。
シングルテントはこれがないために、私は絶対買いません。雨よけや荷物置き場になったりちょっとした料理はここでできます。
わたしはタープも利用するので、いらないといえばいらないのですが、靴や薪をここに入れておけば夜露から守ってくれます。
通気性や耐水性、それに防寒性もチェック
その他の機能で重要なのは「通気性」「耐水性」「防寒性」ですね。
通気性
通気性は大切です。ソロキャンプでもテントにこもって、閉め切っているとかなり湿気がたまります。朝起きた時に結露になる可能性が高くなります。ベンチレーター(通気窓)があるのがいいですが、小さいとあまり役に立たないので、テントの開口部が広く、できれば前後にあるものを選べばいいでしょう。
耐水性
耐水圧とは、テントに水が侵入してくる度合いを数値化したものです。
数値が大きくなるにつれて水は浸透しにくくなっていきますが、高すぎると通気性が悪くなり結露など中から濡れてきますので、そのバランスが必要です。
わたしは、フライシート愛用者なので、耐水圧の高いフライシートと、耐水圧は低いですが、通気性のいいテントの組み合わせをしています。
防寒性
野外で寝ると思ったよりも寒いことが多いです。キャンプのベストシーズンは夏以外と思っている私にとっては防寒性も気にします。でもある程度のテントがあれば寝袋やほかの防寒グッズで冬でも楽しめますからあまり重要視する必要はありません
素材
自分のしたいソロキャンプによりテントの素材選びも大切です。
延焼しにくく焚き火と相性のいいポリコットン素材はとにかく重いし、一度濡れると乾燥が大変です。
生地が厚く暖かい空気が外に逃げにくいため、冬にキャンプをしたい方には重宝します。
でもテント内でのストーブなどは一酸化炭素中毒にご注意を。